樹脂製ベースキャップの取付方法(軽量スチール棚の例)
軽量スチール棚はオプションで、床に接する部分である支柱(アングル)の底部に、床面を傷付けないように樹脂製のベースキャップを取り付けることができます。軽量スチール棚(オープン棚・パネル棚・金網棚)を例に樹脂製ベースキャップの取付方法を説明しています。
軽量スチール棚のベース(基礎)について
瀬戸内スチール製の軽量スチール棚は、耐荷重120kg/段の軽量棚として、以下の種類を取り揃えています。
上記の軽量棚の支柱の底部にはそれぞれベースプレートと呼ばれる基礎部材を取り付けることになります。それらの基礎部材は標準では金属製のベースプレートを付属されています。※金属製ベースについては「ベースプレートとベースキャップ(軽量スチール棚用)」を参照下さい。
金属製のベースプレートを使用する場合は、付属のビス(ボルト・ナット)で取り付けをおこないます。
樹脂製ベースキャップと金属製ベースプレートの違い
金属製ベースプレート以外の軽量スチール棚の基礎部材として、樹脂製ベースキャップがあります。樹脂製ベースキャップは、支柱の底部全体を樹脂で形どってキャップとして保護するため、金属製ベースプレートと違い、床への負荷を和らげ床に傷を付けにくいが特徴となります。樹脂製ベースキャップは、軽量スチール棚の他、中軽量スチール棚や中量スチール棚にも採用されている汎用性の高いパーツ部材となります。
設置場所によって、金属製ベースプレートまたは樹脂製ベースキャップのどちらかを選択するのが望ましく、例えば床固定をする場合やコンクリート床等の比較的硬い接地面の場合は、金属製ベースプレートを採用する方がよいでしょう。また、フローリング床等の木質フロアの場合は、樹脂製ベースキャップを採用するのは望ましいです。
取付方法
支柱(アングル)を寝かせた状態で樹脂製ベースキャップの取り付けをおこないます。スチール棚を立たせた状態では取り付けができませんのでご注意ください。写真の状態では棚板が先に仮止めされていますが、棚板を取り付ける前に樹脂ベースキャップを取り付けても問題ありません。
まず、寝かせた支柱の底部に、樹脂製ベースキャップを被せるようにあてがいます。
その状態のまま手で抑えつつ、ハンマーでベースキャップの底を軽く叩き、少しだけ支柱に食い込ませます。
水平に食い込んだことを確認した後に、ハンマーでしっかりと叩き、奥まで入れたら完成です。
使用する道具
上記の一連の取付方法の写真では、プラスチックハンマーを使用しています。
樹脂製ベースキャップを取り付ける際の道具は、ハンマー類であれば、ゴムハンマー・金属製ハンマー等、どれでも使用できます。また、ハンマーが無い場合でも、多少の力が必要ですが、手で叩いても奥まで入れることは可能です。
軽量スチール棚以外のベースキャップの施工
樹脂製ベースキャップは前述のとおり軽量スチール棚以外のスチール棚及びスチール書架でも使用している汎用性の高い部材です。樹脂製ベースキャップを採用している商品は以下のとおりです。
これらの商品でも取付方法はこれまで見てきた方法と同様で、基本的にはハンマーを使用した方法となります。