スチール棚の組立時及び使用時の注意事項
各種スチール棚全般を組み立てる際の注意事項及び使用していく際の注意事項を、安全面等から説明してます。
組立時の注意事項
当サイトで取扱いのあるスチール棚は、スチール製の鋼製家具です。
スチール製鋼製家具ゆえに、丈夫で堅牢、歪みが少なく、耐荷重に優れている一方で、スチール棚自体に重量があり、また、金属製部品なので一部部品で鋭利な部分があり、組み立ての際には、十分に注意が必要となります。
スチール棚のおもなパーツである、アングル(支柱)、スチール棚板等は、高さ・幅等のサイズにもよりますが、それ自体がとても重い重量物です。
重量物の組み立てをおこないますので、組み立ての際は、組み立てスペースに余裕がある場所を選ぶようにします。
スペースに余裕があり広めの場所で、かつ、傾斜のない平らな場所であることも大事です。
安全なスペースの確保の次は、組み立てをおこなう際の人数が重要となります。
サイズにかかわらず重量のあるスチール棚全般では、二人での作業が必須となります。組み立ての際には、床や他の家具に傷が付かないように丁寧に取り扱う必要があります。
また、金属製のため、パーツの切り口やスチール棚板のコーナー部分等では、一部に鋭利となっている場所があるため、軍手等の手袋を着用して、部材パーツの取扱いに十分に注意する必要があります。
棚受けがあるスチール棚の注意事項
ビス(ボルト・ナット)を使用しない各種ボルトレスラックやスチール書架等では、棚受けを使用してスチール棚板を置くように取り付けます。
棚受けはアングルの孔に、棚受けのツメを引っ掛けるようにして取り付けをおこないますが、25mmピッチで孔が開いていると、左右違う高さに取り付けてしまう場合があり、注意が必要です。
棚板がうまく入らなかったり、下手をすると変形したりする可能性もあります。
棚受けの取り付けの高さ位置が適切かどうか、適時メジャー等で高さを図りつつ取り付けをおこなっていく必要があります。
使用時の注意事項
耐荷重は均等荷重です。※均等荷重については「スチール棚の耐荷重」を参照下さい。
スチール棚に積載する荷物(積荷)は、一箇所に偏らないように平均的に置くことが望まれます。
一箇所に過度な荷重をかける、とりわけ、棚板1枚あたりの耐荷重を越える荷物を一箇所に載せてしまうと、スチール棚板に無理が生じて歪みを発生させてしまう場合があります。
また、スチール棚は「上段よりも下段に重いもの」を載せるが基本となります。上段の方に重いものを載せると重心が不安定になります。
また、使用していくうちに、パーツ結合部分やボルト・ナットにゆるみが生じてきた場合は、ボルトレスラックはハンマー等で、軽量棚は増し締めをおこなって下さい。