本のサイズを基準としてスチール棚の棚段高さを決める
本のサイズをはかっておくことで、スチール本棚に収納する際の棚段の高さを基準に決めていきます。
本のサイズをはかってみる
「本の分類方法と並べ方などの収納ルール」について考察しました。
実際に本を収納する際には、本の高さサイズを考慮しながら、スチール本棚やスチール棚等の棚段(棚板と棚板の間)のサイズを基準に決めなければなりません。
そこで、各種類別の本の一般的な高さサイズを、列挙していきたいと思います。
本の各種類は、本の分類方法と並べ方などの収納ルールで述べた、以下のおもな種類別で考察していきます。
※以下「本のサイズ(判型)と本の種類」(第一印刷)のサイトを参考としております。
単行本のサイズ
単行本のサイズは、以下おもに3種類があります。
- B6判 高さ182mm×128mm
- 四六判 高さ188mm×幅127mm
- 菊判 高さ220mm×幅150mm
単行本といっても種類がたくさんあり、大きさもそれぞれ違うのですが、大まかに上記の3種類を想定しておけばよいでしょう。
文庫本のサイズ
文庫本のサイズは「単行本」と違ってサイズが統一されています。
その該当サイズはA6版で高さ148mm×幅105mmとなります。
新書本のサイズ
新書本のサイズは「新書版」となり、こちらもサイズが統一されています。
そのサイズは高さ182mm×幅103mmとなります。
幅のサイズは文庫本とほぼ同じサイズとなります。
大型本・雑誌・ムックのサイズ
大型本・雑誌・ムックのサイズは、その書籍の内容によって大きさが異なります。大型本は「学術書・文芸雑誌・総合雑誌・教科書」等の「A5版」、「写真集」等の「A4版」、「週刊誌・一般雑誌」等の「B5版」、「大型の画集・グラフ雑誌」等の「B4版」の、おもに4種類があります。以下、高さの低い順に並べてみます。
- A5判 高さ210mm×幅148mm
- B5判 高さ257mm×幅182mm
- A4判 高さ297mm×幅210mm
- B4判 高さ364mm×幅257mm
大型本はそれぞれ縦(高さ)・横(幅)が、入れ違い(逆さ)になっている場合があります。
辞書のサイズ
辞書のサイズはその用途により異なります。一般的な学習用・デスクトップ用は、教科書と同じサイズとなりA5版で高さ210mm×幅148mmとなります。
また、持ち運びができるコンパクトサイズの辞書のサイズは文庫本サイズと同じA6版で高さ148mm×幅105mmとなる場合が多いです。
漫画本のサイズ
漫画の単行本サイズはさまざまです。少年誌は新書版がおもなサイズとなりますが、青年誌はB6版がおもなサイズとなるようです。
また、新書版のシリーズとして、文庫版を出版したり、豪華版やワイド版などを出版したり、サイズは多岐にわたります。
以下、一般的なサイズを高さ順に列挙します。
- A6判(文庫版) 高さ148mm×幅105mm
- 新書判 高さ182mm×幅103mm
- B6判 高さ182mm×幅128mm
- A5判(ワイド版) 高さ210mm×幅148mm
スチール棚等への収納
以上列挙した判型をを高さ順にすべて並べてみます。
- A6版 高さ148mm×幅105mm
- 新書判 高さ182mm×幅103mm
- B6判 高さ182mm×幅128mm
- A5判 高さ210mm×幅148mm
- B5判 高さ257mm×幅182mm
- A4判 高さ297mm×幅210mm
- B4判 高さ364mm×幅257mm
おもに上記の7種類のサイズがあるのが分かります。
高さは148mm〜364mmまでのバリエーションがあります。幅は105mm〜257mmまでのバリエーションがあります。
本の幅は、スチール棚の奥行きサイズの基準となります。ただし、スチール棚への本の収納に限っていえば、奥行きが250mm程度以上の棚板を用意すれば問題はありません。逆に、250mm以下の棚板及び棚本体では、スチール棚が細すぎて該当のものを探すのが難しいでしょう。
本の高さは、棚段の基準となります。これらの基準をスチール本棚やスチール棚等の棚段を定め、収納の際に考慮してみてください。
出典:http://www.daiichiinsatsu.co.jp/200_support/2313_booksize.html