本棚の種類
木製やメタルラック、スチール製等の、本棚の種類を考察
基本の本棚
本棚における基本の形態のものです。側面に側板、背面に背板がある本棚です。スチール棚ではパネル棚に近い形状です。木製の本棚の場合は、底部に巾木があるものが一般的です。
これらの本棚の形状は合板で製造された「カラーボックス」に採用されることが多いです。
壁に固定する本棚
壁にフレームを2本渡し、そこに棚板を追加していくタイプの本棚。スチール棚では、単柱書架に近い形状の本棚です。壁の強度にも拠りますが、荷重がかかると破損してしまうため、棚板にびっしりと本を収納するのはむずかしいタイプです。
ディスプレイ用の棚に本を飾る程度に載せるという使い方に適した本棚です。
メタルラック
スチール製やアルミ製の柱に、棚板としてスチール棚板やガラス棚板等を置いた本棚。洗練されたシャープな印象で、洋間に合います。いわゆる「ルミナスラック」もこの形態に入ります。
ステンレススチールの質感に特徴があります。
スチール製のため、耐荷重が高く、本棚だけでなく多目的ラックとして使用されています。
source : https://www.monotaro.com/
ボックス型の本棚
おもに木製で、四角い箱を多数スタッキングして積み重ねた本棚です。ユニットボックス家具のひとつ。ボックスのサイズが50cm程度で、取り回しが効くため、組み合わて重ねればいろいろな形に変形できるのが特徴です。
ボックスを幾段か重ねて、パーティション(間仕切り)としても使用でき、魅せる収納が実現できます。
source : https://www.monotaro.com/
はしごの本棚
壁一面の本棚の脇に置いてあるような「はしご状」の本棚。壁にもたれかかるように置いてバランスをとった、ディスプレイする本棚です。壁一面の本棚にひとつこのはしご状の本棚が置いてあるだけで、見栄えの良い上品な書庫になります。
無垢板の本棚
伝統的な本棚で、無垢板で構成されたもの。永年使い続けることで木の味わいや経年変化を楽しめる棚です。書庫室に使用する用途だけでなく、廊下や玄関まわりに置いてあると上品なインテリアとして見栄えします。
まとめ
木製の本棚を中心に本棚の種類について考察しました。「スチール本棚の役割」で挙げたとおり、スチール製の本棚にはスチールの特性を生かした長所がありますが、木製ならDIYで自分のお好きなように加工できるのが最大の長所となるのでないでしょうか。
自作または購入をされる際には、上記に掲載した本棚を組み合わせて配置するのも、個性的で面白い書庫室ができあがるかもしれません。